【長野県 伊那市】雨漏りが一番怖い理由【雨漏り 家 天井】
お世話になります。平澤です。

家を建ったり買ったりしたときに構造部分や内装部分色々本当に大丈夫か心配になる部分もあると思います。案外建ってみて暮らしてみたらなんだか心配になってきたということもあると思います。しかし構造部分に関しては大地震に合わなければよくわかりません。なのでそのうちに忘れて考える事をやめるパターンが多そうですね。内装に関しては見える部分なので毎日見てるうちに気に入ってきたりします。本当の意味で心配しなくてはならない部分とはやはり雨漏りがないかどうかだと思います。
新築で自分で業者を選んで自分で建てた家ならばそんなに雨漏りの心配はないと思います。新築を建って10年、20年くらいして管理を怠った場合は部分的に雨漏りが出てくることもありますね。出来れば10年ごとくらいには簡易的な検査をするべきかなと思います。外壁、屋根も永久ではありません。そこは注意が必要です。
そこで一番心配なのがもともとある家を購入した場合ですね。その場合はいつ建ったものか、どこで建ったのかがわからない場合もあり見た目だけがきれいになっているため欠陥部分がないかどうかが心配です。
なので雨漏りは怖いのは何故か?ということをお話しして家を購入する際注意していただこうかと思います。
住宅の材料(室内)のほとんどが水に弱い
建物の中には当然水が入らないものと想定しているため室内のほぼ全ての材料は水に弱いと言えます。絶えず水についている状態になると溶けてしまったり、腐ってしまう、変色してしまうというものがほとんどですね。例外として水回り部分の設備は強いのかもしれないですがキッチンにしても強いのは天板部分だけの商品も多いです。木材も水には弱く腐ってしまうだけなら良いのですが表面が柔らかくなるとシロアリの大好物になっていきます。
雨漏りの主な被害部分は天井が多いです。天井は石膏ボード、板材、べニア材等で作られているので水が溜まっていくとそのうちに落ちます。特に石膏ボードの場合は落ちるのが早いですね。石膏ボードは水を吸うと柔らかくなってほとんど強度がなくなる性質があります。水はもちろん下に下に進んでいくので天井を伝って壁を伝って床といろんなものを濡らしていきます。
雨が常にまとわりつくような部屋には住めない
上記のように水がどんどん室内に入ってくると天井や壁にしみ込んだ水分が湿気になって室内に充満します。加湿器等のキレイな湿気ではないし、量も適量でないため悪臭がしたりしてその部屋に居たくなくなります。またそれが窓について結露して壁に流れるという悪循環を生みだします。
しっかりとした換気設備がついていても加湿器のように細かくキレイな水蒸気ではないため換気扇を痛めてしまいます。
また最近の雨というものはとてもキレイとは言えないです。飲めたものではありません。飲めないということは当然皮膚等にも良くないですね。少し濡れるくらいなら別に後でシャワーを浴びたりすれば良いことですが部屋の中にその雨の変化した湿気が充満している状態で毎日過ごす事がどれだけ衛生的ではないかということです。呼吸している以上常に雨を飲んでいるのと変わらないですね。
天井が破けた場合屋根裏の空気が入ります
屋根裏はしっかり換気を考えて作られたものと何も考えずに作られたものがあります。ものによっては屋根裏が虫だらけというものも見たことがあります。

この写真は雨漏りの原因となっていたトップライト(屋根のから光を取り入れるための設備)を開けたときの写真なのですが大量のテントウムシが入っていました。この上に金属の屋根がついていたのに虫が出てきて驚きました。このおうちは雨漏りで工事を頼まれたのですが行ったときには天井が落ちていてその部屋に虫が入っていました。通気層と天井裏が合体している場合はそういったことも起こります。
まとめ
雨だけでなく虫まで入るようでは困りますよね。やはりこういったことは家を購入した後に気づくことの方が多く、買った費用も多かったがその後の工事費用、修理費用のが結構掛かっちゃったという話は結構多いです。しかしこれはプロでもわかりにくい部分ではあります。その工事が誰がやったのかわからないものを表面から見てもどこから雨が入るのかは100%はわかりません。なのでなかなか回避しろと言われても困るかもしれませんね。
安全な可能性が高い家を選ぶならばやはりシンプルなつくりの家を選ぶべきと思います。屋根がごちゃごちゃした家は雨漏りの可能性としては高くなります。屋根が片流れや切妻の形で谷になる部分が少ない方が雨漏りの可能性としては少ないと思いますので参考にしてはいかがでしょうか?
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