【長野県 伊那市】ネズミ、動物の音がする【ネズミ コウモリ ハクビシン】
お世話になります。平澤です。

家の中で天井をトコトコトコトコ・・・・と走る音がする・・・と相談を受けることがあります。これはだいたいネズミです。私たちはネズミ駆除業者ではないのでネズミやハクビシン自体を捕まえて駆除することはできません。しかし侵入するどこかを探し出すことが出来れば穴を埋めることは出来ます。そこで業者を頼む前にどこら辺が動物の入るルートになりやすいかを説明しようかと思います。
屋根と壁の間に隙間はないですか?

この写真は屋根の上から撮っています。この屋根の流れに沿って施工されているのが垂木という材料です。最近の住宅では垂木の上下を仕上げ材で隠してしまうので見える事が少ないですね。
中には垂木を見せる施工法もあります。軒下を通ると下から垂木が見えて野地板がキレイに見えると和風の雰囲気がしてきます。少し前の住宅には多く存在します。その施工法自体はおしゃれでいい雰囲気のものであり良い物といえます。しかし問題が起こるのはこの赤く囲まれた部分に隙間が出来てしまう場合です。軒天井を施工する場合には必要がないのですが、垂木を見せる施工法を用いた場合はここを埋めるための面戸板というものを施工する必要があります。面戸板を入れない場合はここの隙間からネズミが入りますし鳥くらいなら入れますので鳥が巣をつくってしまう場合もあります。
普通は施工するものですがこれが入っていない手抜き工事を行っていた会社は存在します。何件か面戸板を後から施工する工事を行いました。全ての軒天を面戸板で埋めなければならないので結構手間がかかります。こういった場所はわかりにくい部分でもあるのでプロに見てもらうのが一番と思います。
床下から壁を上って侵入する
昔の作りの家は床下の基礎部分が大きな穴が開いていて猫でもねずみでもなんでも入れるような状態のものも存在します。そこで上部に侵入する部分が全くなければ問題ないのですがネズミは直径5cmくらいの穴があれば余裕で中に侵入してくるため、それくらいの穴があった場合はそこから壁を伝って天井に侵入します。その場合は基礎の開口部に網を張ったりして動物類の侵入を防ぎます。
伊那市は結構コウモリが多い
伊那市ではコウモリの被害も多いです。コウモリ3cmくらいの穴があればどんどん入ってきます。通気のための穴等がある場合網などで埋まっていればいいのですがそれがなかった場合は注意が必要です。侵入の場所は基本的に軒天上部分が多いですね。コウモリは飛んで生活をしているので下から侵入することはあまりないと思われます。少し前のメーカー住宅などで通気のための隙間があいている構造のもので屋根の全体にこうもりが入ってしまった家もあります。足場等がなくては工事が不可能な場所であり予算が多く必要になる場合があるので注意が必要です。
ハクビシン被害もあります
ハクビシンとはキツネやタヌキのような小型動物です。伊那市にはタヌキやキツネも居ますがさすがに天井裏に侵入したというケースはあまり聞いたことがないです。ハクビシンは天井裏に侵入するのでとても厄介な動物です。それなりの穴が開いてなければ入れないですが入られた場合は大変です。手のひらサイズの穴があれば入れるでしょう。駆除しようにも結構獰猛な性格で噛みついたり引っかいたり暴れるので捕まえることもとても危険な動物です。大けがになりかねないので注意が必要です。気になる穴があるなあと思った際は相談していただけたらと思います。
まとめ
害獣被害は他にもいろんなケースがありますね。地域柄仕方がない物もありますよね。山に近くなればなるほど自然が近くなります。確かに人が少なくて静かで良いのですがその分動物や昆虫は多く存在します。そういったことも考慮して家づくりを考えるのも大切だと思います。
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