《長野県伊那市》断熱材の種類 初心者編《リフォーム 新築 断熱材 省エネ》
お世話になります。平澤です。
断熱材って当たり前に私たちはお客様に言うんですけど、意外と結構な人がまず断熱材ってどんなもので、どこにどうやって入れるの?って言います。まず根本の部分を理解すると家がなぜ温まるのを理解しやすくなると思います。私たちの現場はお客様になるべくオープンな形をとっていてここにこうやって断熱材を入れてます。とかこういうものが入りますと説明してやっているので皆さんしっかり確認したうえで安心して過ごしていただいております。
まず断熱材は大きく分けて3種類ほどあります。ボード、板状のもの、ふわふわな繊維を袋に包んであるもの、泡状のものを吹き付けて固体化するものがあります。それに各メーカーが名前を付けていてメーカーごとで断熱性能が若干変わります。どの断熱材が良くてどの断熱材が悪いということはありません。性能に対して正しい厚さの物を選択することが重要になります。

ボード状断熱材を床に施工したもの
ボード状のものはある程度固くて少しの耐久性があります。壁、床、天井どこに入れてもいいのですが天井は構造上気密性を取るのが難しいので床、壁に使われることが多いです。基本の大きさが1820㎜×910㎜の大きさなので加工して床下地に合わせます。剛床工法(仕上げフロアの下に厚い構造用合板を打つ構造)との相性がいいので床によく使います。性能としてはしっかりとした密度のものなので他の断熱材よりも薄くても性能が出せます。

ふわふわな繊維状のものが袋に入っているもの
これはふにゃふにゃで自立するものではありません。壁に打ち付けないとふにゃっと倒れます。袋に入っているのですがその袋が防湿シートになっていてそれを間柱や柱に留めることで気密性を上げる事が出来ます。これをさらにボードや壁下地材を留めることで壁内へ空気が入らないようにします。袋がついていないものもあります。天井と壁によく使われます。床は性質上あまり相性が良くないですね。ふにゃふにゃなので狭いところには重宝します。加工もカッターで簡単に出来るので形の悪いところ等にも使えます。

泡状のものを吹き付けて固体化するもの
これはすでに固体化しています。最初は泡みたいな液体をスプレー等で吹き付けます。ホースで水をまくみたいに壁や屋根に吹き付けるので施工スピードが非常に速いのと、急速に膨張して周りを包んでいくので隙間がほぼないです。気密性は一番高いと思われます。固体化すると固まって固定されるので釘打ち等の作業も必要ありません。形が悪くても関係ないです。屋根、壁によく使われます。床と天井にはあまり向いてないと思います。施工に広い場所が必要になるので新築や大きなリフォームでないと使えない事が多いです。他の断熱材に比べて費用が高いです。
だいたいがこの種類のものでこれを床、壁、天井または屋根に使用します。このどのタイプを使っても問題ないです。お客様が気にするのは
- ちゃんと指定の場所に断熱材が入っているか
- 断熱材の厚みがしっかりあるか
- 設計通りのものを使っているか
をまずは注意していただければと思います。正しい使い方もありますので施工方法も今後説明していきたいと思います。正しい使い方でない場合断熱欠損を起こす場合もありますので注意が必要です。もし断熱材の話を聞いてリフォームしたいよ、と思った方いらっしゃしましたらメール、お問い合わせにて相談受け付けていますのでよろしくお願いいたします。
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