【長野県 伊那市】柱、梁を見せたい【内観 木材 無垢】
お世話になります。平澤です。

クロスや壁紙とは違って木材にしか出せない色合いや模様を内観に出したいという方も多いと思います。写真では木材しか見えないような作りなのですがクロスを張ると柱、梁がワンポイントのアクセントになるので何もしなくても部屋全体がおしゃれに見えます。しかしなんでもかんでも見せれば良いということではないし見せるためだけの梁を付ければ良いというものでもない気がします。そこで梁、柱を見せるときに考えるポイントを説明したいと思います。
設計をしていく上で見せたい梁、柱を見つける
リビングに梁を見せたい場合はまず普通に設計をしていって構造上完璧なものを作っていきます。私の考えでは意匠設計(内装の見え方の設計などのこと)よりもまずは構造設計が優先です。もちろん見え方を考えながら設計をしていくのですがそこで構造上意味がないようなものはボツにします。完璧な構造を作った上でこれは見せたら映えそうだなと考えた方が無駄がないですね。それなら隠しても隠さなくても建築コストの変化は少なく済みます。
塗装をした方が管理が楽
木材を表に見せる場合塗装をするかしないかは悩むところ。柱や梁は色を付けると見え方も変わるので色が欲しい方は塗った方が良いと思います。色よりも触ったりしていると手の脂がついて跡がついてしまったり、ぬれるとシミがついてしまう事があります。すぐに拭いたりすれば問題はないですが一度シミになってしまうと取れません。一度塗装工事を行うとぬれてもそこまで心配する必要がなくなります。

木材は曲がっていくのが基本
木材を見せるときに注意したいのが木材は曲がったりねじれたりするのが基本ということです。そしてその曲がる力は材料が大きくなるほど強力です。割れてくるものもあります。見えている梁が割れてきたとか、最初よりも少し曲がって見えるとかそういうことはありますが構造上は心配ないです。木材は切っても生きているので変化していくのは当たり前です。それを理解できる方ならば何の問題もありません。
まとめ
木材を見せると部屋全体が自然のイメージが強くなります。ナチュラル家具などが好きな方にはとてもおすすめです。家全体をモノクロ、または白ばかりにしたいという方も梁を白く塗れば何もないよりも面白く見えるかもしれませんね。空中に梁が通っていると面白く見えるので私はとても好きです。リビングが大空間になるときにはワンポイントで見せることはとても良いと思います。
木材を見せる上で「塗装」は重要な部分になります。次回は塗装工事についてお話ししたいなと思います。
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